文化の日に苫小牧市文化会館で開催された講演会に行ってきました。
吹奏楽部も来てくれていて、試合前のシートノックを見るのが大好きだったという
内本先生が、「スピード感と間をあけない」応援スタイルの誕生秘話を語ったり、
香田先生のことを「信念の人、気配りの人」と紹介。
演奏をステージわきで聞いていて、「号泣して出られるのか?と思った」という
香田先生が壇上に登場し話し始めると、すごいカメラのフラッシュ。
講演会でなく記者会見に来たのかと一瞬思いましたが、そんな状況でも
「お互いにしょぼかった」という吹奏楽部と野球部の最初のころからの
話をはじめてくれました。
久々の香田さんは、丸みを帯びたというか優しくなったように感じられました。
「劇的な苫小牧の生活」から、鶴見大学に移って、
「いっぱい感じて指導者としていい勉強してるなぁ」ということです。
講演会の題名は「~指・導・者をめざして~」でしたが、
「やっぱオレは指導者じゃない」
「バッティングいってもわからんし、ピッチャーいってもどう教えていいかわからない。
田中なんかほうっておいただけ(会場爆笑)」
「好きに打て言ったら、中澤はあんなになっちゃって。刀みたいに」と
身振り手振りで笑わせてくれましたが、
「1000回カバーリングするなら、1秒でも遅れるな」
「1塁、2塁の帰塁はダイブだ。手を骨折しようとダイブだ」
「三振してふて腐るようなしぐさをみせたら、ユニホーム脱げ」
本番で「ジタバタしてもしゃあない。それまでの過程のなかで、
ものすごく追及している」と。
そして、ご自身が「指導者になりたい」「カリスマになりたい」と。
選手は「ガーっと言いたいことを言って、こっちはぐさっとなっているのに
言ったほうはケロっとしている」
「『排泄』させたほうがいいんだな。そういうこともできて、
手のひらに乗せられる人がカリスマなのかな。ボクは一人も乗せられないけど」
北海道の高校野球については、
「2年、神奈川や東京を確認して、北海道でも絶対またやれる」
「北国に有利なスポーツで沖縄のチームが感じているように、
北海道のチームが自分たちで決めてしまわなければ」
と力説していました。
ニュアンス的には、また講演会もありそう。
今回はチケットは完売していたりで話を聞けなかった方も、
次の機会はぜひ足を運んでみてみましょう。
負けず嫌いなところはもちろん、すごく謙虚で、
あらゆることをそのまま受け入れている姿を学べますよ。
“香田元監督講演会「〜指・導・者をめざして〜」”へのコメント
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Posted by 横田です at 09/11/05
会場の様子が伝わりました。
余聞ですが
札幌北24条の居酒屋に
駒大苫小牧の2連覇
時代選手の色紙勢ぞろいでした。
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Posted by imaimaima at 09/11/06
横田さん、ありがとうございます。
北24条ですか。こんど詳しく教えてください。
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