香田前監督特別講演会

駒苫香田前監督特別講演会

に行ってきました。

講演会は本当は好きではないということでしたが、
けじめとして、はさみを使って頭をとがらせてきたという、香田前監督。

主催側の設定では、さよなら講演会みたいな感じで、
講演前の甲子園の映像をみていても、すでに目頭をおさえているような
人もいましたが、いざ話が始まると、さすがに社会の先生。
終始笑いに包まれたお話でした。

恩師に「2年でいいから行ってこい」と言われて、
がばいばあちゃんのようなおばあさまの支えもあって結局13年。

名刺交換して「駒大苫小牧の香田と申します」というと、
知らないか、「野球強いよね」。

「ああ、これ岩見沢さんと間違えている」
と思いながら、「スピードスケートとアイスホッケーが
強うございまして・・・」などと説明していたらしい。

初めて甲子園に行ったときも、
有名校の選手はガムをかんだり帽子をちょんとのせたりしていて、
「野球が強いだけ?お前らうち(のチーム)を見ろ」
と思ったら、きちんとしているけど、
端っこで、ぼくら北海道ですいません。付録みたいでみたいで。。

試合も、高野連の方にビクビクしながらしていた。

雨でノーゲームになったときも、翌日
「スコアボードみたら、8対1になってないかなぁ」
と思ったそうです。

くやしいことや屈辱的なことをエネルギーに変える

よく聞く言葉なんですけど、
本当に、エネルギー効率が良いというか、巧みに次につなげている。
そして、そういう出来事が、絶妙なタイミングに現れているなぁと
強く感じました。

どんな人にも、きっとドンピシャなタイミングで必要なことが現れるんでしょうが、
「そこからまたキチガイのようになった」と話されていましたが、
香田監督は、その克服・攻略の仕方が違うんでしょうね。

駒大苫小牧には「深紅の会」って後援会があるんですが、
「また、でっかく名前つけたなぁ」って笑ってましたが、
「そういう場を与えてもらって」って、とても感謝されてました。

コンビニに行っても小学生に「香田監督だぁ」と言われ、
「ヘンなもの買えねぇ」と、おかしは買わなくなったり、
不祥事のときは「不祥事監督」と言われているみたいで、
コンビニで何も買えなかったり、コンビニを変えたり。

車で信号待ちのときも、「なんとなくいいかっこしないとならない」

と、想像を絶する大変さですが、
「なんかわきたつものがほしい」と参加した雪合戦も、
「終わってすごいエネルギーになる。あぁ、これだ~」
ということですので、新天地で香田野球を見せてくれるのも間もなくでは?

「(イケメン主将が)茂木監督を支えてくれて、いい流れを作ってくれれば」
と今後の駒大苫小牧のことも触れてくれましたが、
そのイケメン主将に、高見盛似の香田監督が
「『指導者は甘くないぞ』と言ってもらえれば」
と残してくれました。

この夏もきっとチームに帯同するでしょうから、
そのときはぜひ「指導者は甘くないぞ」と言ってあげましょう(笑)

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